自己紹介の欄で、以前放送された深夜番組「朝まで生つるべ」が好きだったと書いた。
鶴瓶さんのはなしに、「熱烈に」というよりは、「親しみを覚えた」と言う方が当たっているかもしれない。
それでも、その当時は、「スジナシ」と言う鶴瓶さんがやっているローカル番組のDVDを買ったり、本人の創作落語を観に行ったりしているので、惹かれるところがあったのだと思う。
「スジナシ」というのは、セットと小道具が用意され、鶴瓶さんとゲストの俳優さんがその場のアドリブでセリフを掛け合い、はなしが進展したところ合図が出てカットとなり、番組の後半でそのVTRをゲストと観るという番組です。
落語家の柳家小三治さんの「ま・く・ら」という本や立川志の輔さんの落語にも、なにかしら共通点がある。テレビで活躍されている桂文枝(三枝)さんや明石家さんまさんにも共通点がある。
映画「蒲田行進曲」で有名な劇作家のつかこうへいさんのもとで、その当時、俳優や脚本の手伝いをされてた長谷川康夫さんが書いた「つかこうへい正伝」という本を読むと、芝居にも、ジャンルを超えた接点を感じる。芝居と言えば、映画にも接点がある。
「朝まで生つるべ」では、ジ・アルフィーの坂崎幸之助さんのフォークの弾き語りも印象的でしたが、しゃべりや芝居のセリフ、詩の朗読のなかにも、「音楽的な要素」がある。